ファッションだけじゃ無い!家事にまで?防寒ベストのすすめ
2023-11-21
朝の冷え切った室内での家事、辛いですよね。暖房を付けてもすぐには効いてくれません。もう少しだけ、なんて言って布団から出られず、気付けば時間が迫り大慌て。そんな経験をされた方、多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが防寒ベストです。
実はこのベスト、家事をする際に大活躍してくれるんです。選び方から活用術までご紹介していきますね。
1つ1つ家事を思い浮かべると、大きな動作も多く、じっと座りながらの作業よりも動き回るものがほとんどですよね。中には水仕事もありますし、寒いからとはいえ厚着をしていると動きにくい。そしてベストといえば、袖が無く胴体部分のみである形が特徴ですよね。
これが家事にぴったりなのです。袖が無いんだから、寒いんじゃないの?と疑問に思う方もいるかも知れません。しかしご安心ください。胴体には大切な内臓がありますよね。内臓を守るために体温がそこに集中します。
これが手足の冷えの原因の1つでもあるのです。ですから、ここを温めることにより、体温が体全体に行き渡りやすくなるという効果があります。
ではいつ着ると良いのか。まずは料理中です。キッチンは暖房の熱が届きにくく、家の中でもとくに寒さを感じる所ですし、朝ともなればより冷えが厳しいですよね。そこでの調理や片付けとなると、なかなか辛いものがあります。
そんな時には是非ベストを着用してみてください。お腹や背中がほかほかと感じられてきます。また袖が無いので手元の邪魔にもならない所が嬉しいです。洗濯物を干す際にも欠かせません。外干ししようとすると一瞬で冷気に包まれますが、ベストを着ている時とそうで無い時の感じ方が全然違うのです。
肩の動きを妨げる事もないので、腕を上げ下げする作業でも肩周りの窮屈さは感じません。お風呂やトイレといった掃除でも、捲った袖が落ちてきて濡れてしまう心配もありませんね。お花の水やりや家庭菜園のお手入れ、ゴミ出しといった場合は、アウターとして着たままさっと外に出ても自然です。
店頭にはいろんなタイプのベストが並んでいますよね。中には発熱機能まで搭載されているものも。一体どのようなものを購入したら良いのでしょうか。ずばり薄くて軽いものです。とくにダウン素材とフリース素材がおすすめですよ。
価格がリーズナブルなものも多く、カラーバリエーションも豊富です。ダウンベストは撥水加工されているものもあり、水仕事との相性はとくに良いでしょう。外に着て行く際には、パラパラと降る程度の雨ならば防げます。
風を通しにくいという利点もありますから、より寒がりの方には向いています。フリースベストは通気性の良さが挙げられます。はじめは寒かったけれど、家事をしているうちに暑くなり汗をかくこともありますよね。そういった場合には、フリース素材の方が蒸れにくいため快適な着心地が続きます。
フードは無い方が、より家事の邪魔にはなりません。また家の中でタートルネックの服をよく着る方は、VネックのものやUネックのものを選ぶと襟元がすっきりとした着こなしができます。逆にタートルネックをあまり着用されない方の場合は、襟元を包み込んでくれるようなものを選ぶと、首元が暖かくより防寒に適しています。
毎日のように着たいものですから、やはりお手入れが簡単なものを選びたいですよね。クリーニングに出さなくてはいけないとなると、汚れることを気にしてしまい、家事の最中に着ることは躊躇ってしまいます。基本的には自宅で洗えるものを選びましょう。
基本的には洗濯表示を確認し、その通りにするのが1番劣化を防ぐことができます。手洗いの場合は、汚れが気になる部分に洗剤をつけ、先に洗っておきます。次にぬるま湯に洗剤を適量入れ、その中で押し洗いをします。この時洗剤を入れ過ぎてしまうと後のすすぎが大変ですから、あくまでも適量を。
そして生地の中に洗剤が残らないよう、十分にすすぎます。数回に渡りきれいな水に取り替えて、泡が出なくなるまで繰り返します。そして脱水ですが、ぎゅぎゅっと絞ると形が崩れたり、しわしわの跡が残る原因にもなります。
ある程度の水を切ったら、バスタオルなどで包んで残りの水を押し出しましょう。あとは形を整えて風通しの良い日陰で干します。表示では手洗いとなっていても、どうしても面倒臭いという場合は、思い切って洗濯機で洗ってしまうという方法も。
その際は形崩れを防ぐためにも畳んでくるくると筒状に丸め、必ずネットに入れてください。手洗いコースなど、なるべく優しく洗えるコースを選びましょう。脱水を途中で切り上げるというのも1つの手です。ただしこの方法は、あくまでも自己責任で行ってください。
ちなみにですが、筆者はそれすら面倒に感じ、他のものと同様に繰り返し洗濯機でじゃぶじゃぶ洗っていましたが、とくに問題はありませんでした。しかし何かあれば時間は戻せませんから、やはり表示の通りにするのが1番ですね。
フリース素材のダウンは、洗濯表示を確認して水洗い可能となっていれば、洗濯機で洗うことができます。ただしあのふわっとした肌触りを守るため、必ずネットに入れましょう。その際裏返しておくことも忘れずに。何度も洗っているうちに毛玉が目立ってくるのはフリースの難点です。
それを防ぐためにも、この一手間は大切です。大抵の場合普通コースでも問題なく洗えますが、できれば手洗いコースやドライコースの方が、より適しています。干す時にはハンガーで吊るさず横に広げて置いたまま乾かすのがベストです。
しっかり水を吸収するので、重みで形崩れするのを防ぎます。フリースは熱に弱い素材なので、乾燥機は避けましょう。
防寒ベストは元はアウターとして作られていますから、家事以外の時でも大活躍です。冬本番にはアウターの中にベストを着ておくことで層になり、厳しい寒さの中でもぽかぽかです。市街地ではもちろんのこと、より冷え込みが気になる川や海辺、山といったアウトドアの際には欠かせません。
薄手のコートの下に着ると、見た目とは裏腹に実は暖かいという効果も。「春が近づき季節を先取りしたい、でもまだ寒いしなあ」という時にぴったりです。フリース素材であれば、パジャマの上に着たまま寝てしまうという手もあります。
こうすることで布団から出る葛藤を軽減できます。ダウン素材は通気性には欠けるので、睡眠時にはおすすめしません。
防寒ベストは多くのブランドやメーカーから色々なタイプのものが出ており、豊富なバリエーションの中から選ぶことができます。1枚あると秋口から春先まで、約半年もの間活躍してくれるアイテムです。機能性やお手入れのしやすさ、デザインを考慮し、お気に入りのものを見つけてみてください。
家事をする際の気分もきっと変わりますよ。