キッズ向けの防寒ベストのメリットと選び方
2023-09-27
寒い冬、子供たちが風邪をひかないよう防寒対策が大切になってきます。子供たちには寒さなんて気にせず元気に過ごしてほしい想いでいっぱいです。しかし元気に遊ぶ子供たちは着ぶくれると動きにくく着るのを嫌がったり、どこかに引っかかって危なかったりと悩みがいっぱいですよね。今回はそんなキッズ向けのベストの選び方についてご説明します!
今回ご説明するベストとは袖のない胴体部分を覆った服のことです。前合わせのものを指す場合もあります。皆さん中高の制服などで今までの人生で一度は来たことがあるのではないでしょうか?一般的に多く見かけるのは、中高生の制服でブラウスの上に着ているものやファーストフード店の制服で着ているものなどです。
ベストは冬にはウールで編まれたものが多く存在しますが、現在は用途に合わせて様々な素材で作られています。
ベストには子供向けのメリットが二つあります。まず一つ目は、腕周りがないため、機動性に優れていることです。子供が元気に外で遊ぶ時には、大人以上に腕を振ることや細い場所を通ることもあります。一回邪魔に感じてしまうと動いている最中は暖かく感じるために脱いでしまい、後から寒くなることも発生します。
胴体だけのベストは腕の邪魔にもならず、また子供の行動を妨げずに着ることができます。二つ目は重ね着ができることです。寒い冬では屋内にいても屋外にいてもつい重ね着して着こんでしまいたくなりませんか?重ね着の際課題となるのはフードと袖と生地の厚みの3点です。
フードは雨風をしのげるという利点はありますが、パーカーの上にフード付きのジャケットを着た場合フードが2枚になってしまいます。そのため首元が苦しくなってしまうこともあります。もちろんフード付きのベストも存在しますが、フードがついていないものが多く存在するためフード付きの上着を身に着ける際に便利といえます。
そして袖は胴体部分と違いファスナーなどで開閉することも少ないため、複数枚の服の袖が重なるともたついてしまいます。ベストの袖がないという最大の特徴を生かすことで、袖の狭いアウターでもしっかり重ね着をして着用することができます。
最後に生地の厚みについてです。生地の厚みは、重ね着についての他のインナーもベストも共通の課題となります。しかし、ベストは素材が豊富であり、素材を選んで着用することで気温や目的に合わせて着ることができます。
上でも述べたようにベストは現在、様々な素材で製作されています。一般的に想像されやすいのはウールでしょうか。学生の制服などで主に用いられています。この生地は保温性に優れており、手作りしやすいことが特徴です。
しかし、洗濯に注意が必要で汚す可能性がある子供服には、ほかの素材を使ったものをと思われる方もいるかもしれません。そんな方にお勧めなのは、ダウン生地とフリース生地です。ダウン生地は着用当初の表面は冷たいものの体の熱を逃がさず閉じ込めるため、長時間の着用に向いています。
またダウンジャケットに使われるように分厚いダウンもありますが、5mm以下の厚さの薄いダウン生地で作られたベストもあり重ね着した際にも持ち運ぶ際にもかさばりません。洗濯には若干の注意が必要ですが、値段も安価で成長に伴う買い替えの際も安心です。
一方フリース生地は、ポリエステル繊維で作られており起毛素材で繊維と繊維の間に空気の層ができるため保温性に優れています。また水に強く速乾性に優れているため、洗濯しやすいところが最大の特徴です。汚れても自宅で頻繁に洗濯でき、肌触りもいいため肌が弱く汗などにかぶれやすいお子さんにもおすすめです。
以上のことを踏まえてベストのおすすめの選び方をご説明します。
まずお子さんが活発に外で活動する際のベストをお探しの方にお勧めなのは、フリース生地のベストです。上でも述べたように洗濯しやすく乾きやすいことがおすすめな点です。外遊びは土や葉など室内遊びに比べて汚れる機会が多くなります。
頻繁に洗濯することで清潔に保つことができる上、軽く動きやすく過ごすことができます。次にお子さんが室内で遊んだり静かに過ごしたりする際のベストをお探しの方にお勧めなのは、ダウン素材のベストです。
室内で過ごす場合は屋外で活動する際より運動量が少ないため、自身が発した熱を蓄えて保温するダウン生地のベストを着ても暖かくなりすぎることはありません。かさばらず軽いため、座っていても違和感なく過ごすことができます。
最後におしゃれに着てお出かけする際のベストをお探しの方にお勧めなのは、ウール素材のベストです。
ウール素材のベストは重厚感があり、フォーマルな場所で子供が着るのに適しています。また子供服ブランドにも種類が多く値段やデザインを比較しながら決めることができます。お求めのシチュエーションに合わせてベストを選んでくださいね。
着るベストが決まったら他の服とどうやって組み合わせたらいいのかが気になる方もいるかもしれません。最後にベストを着用する際のお子さんのコーディネートについてご説明します。まず無地のウールのベストの下には、襟付きのシャツやワンピースを着ることでフォーマルさが引き立ちます。
普段と違ったお出かけや集まりの際などで特別感が出ておすすめです。またシャツやワンピースに柄物を取り入れることで、柄が主張しすぎずおしゃれな着回しになります。次に発色の良いダウンのベストの下には、黒や白のTシャツを着ることで色同士がぶつかることなく着ることができます。
色付きの服を着用する場合には、補色の関係などに気を付けるとコーディネートしやすくなります。最後に柄が入ったフリースのベストの下には、無地の落ち着いた色味のトレーナーを合わせることでアクティブな印象になります。
デニムやスウェット生地などのボトムスを選べばアクティブな印象通りに活動することができます。
ベストの魅力が少しでも伝わったでしょうか?冬の装いというとパーカーやジャケットが定番ですが、材質が様々なベストにはたくさんの利点があります。胴体を温めることができ、袖がないベストは活発な子供にぴったりです!親子で外で元気に遊ぶ時も、家でのんびり過ごすときもベストを着て楽しく健康に冬を過ごしませんか?